2015.11.09

米国での特許権侵害訴訟におけるラッチェスの抗弁

特許

アメリカ(米国)

判例

米国での特許権侵害訴訟におけるラッチェスの抗弁

米国では、訴訟提起が不合理に遅滞した場合には、衡平法の法理に基づくラッチェスの抗弁(defense of laches)が認められる場合がありますが、2014年、米国最高裁判所は、著作権侵害訴訟においてラッチェスの抗弁の利用可能性を否定していました(Petrellaの決定)。今般、米国連邦巡回控訴裁判所は、特許権侵害訴訟に関しては、Petrellaの決定の影響を受けることなく、従前通りラッチェスの抗弁が主張可能であるとの判断を示しました。

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