ケニアでは、模倣品対策の一環として、同国へ輸入される商品について知的財産権（主に商標）を模倣品対策機関（Anti-Counterfeiting-Authority 略称ＡＣＡ）に登録することを義務づける制度を発表しました。2022年7月1日以降、ケニアに輸入される商品に関わる知的財産権はＡＣＡに別途登録しなければなりません。ＡＣＡは、この登録申請の期限を2023年1月1日まで延長しています。この制度により、事実上、ケニアでは商標登録とＡＣＡ登録の二重の登録制度が導入されことになります。詳細については不明な点も多いですが、ＡＣＡ登録は税関登録と同様の機能を担うものであり、この制度が機能すれば入港地での模倣品押収が容易になることが期待されます。