2022.06.01

米国におけるWIPO標準ST.26に準拠した配列表の提出について

特許

アメリカ(米国)

制度

米国におけるWIPO標準ST.26に準拠した配列表の提出について

米国特許商標庁(USPTO)は、2022年7月1日より、WIPO標準ST.26に準拠した配列表の提出を要求します。主な変更点は、XML(拡張可能なマークアップ言語)形式の単一の配列表を提出しなければならないことです。これにより、ヌクレオチド及び/又はアミノ酸の配列表を含む2022年7月1日以降の特許出願は、新たな規定に従わなければなりませんが、2022年7月1日より前の出願については、WIPO標準ST.26に準拠する必要はありません。なお、PCT国際出願の国内段階移行の場合は移行日ではなく国際出願日が基準となり、継続出願、分割出願、優先権主張出願については現実の出願日が基準となります。
USPTOは、この変更により、複数国での出願に関する手続が簡略化されることを期待しています。また、この変更により、公に提出された配列表の保存、利用可能性並びに調査の改善につながることも期待されます。

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