2022.05.17

バングラデシュ特許法改正情報

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バングラデシュ特許法改正情報

 バングラデシュ議会は、2022年特許法を制定しました。主な、改正点は以下の通りです。
・特許権の存続期間が、出願日から20年に延長されます(従前は、出願日から16年)。
・特許出願時に仮明細書を添付した場合に提出が必要となる完全明細書の提出期間が、出願日から12月以内に延長されます(従前は、出願日から9月以内)。
・優先権を主張する場合に、従前は出願日から3月以内に優先権証明書及びその翻訳文を提出することが必要でしたが、これに加えて、登録官による督促通知から3月以内に優先権証明書を提出できるようになります。また、当該翻訳文の提出期間は請求により3月延長できるようになります。
・審査請求制度が導入され、出願日から36月以内(3月の延長が可能)に審査請求を行うことが必要となります。
・拒絶理由が通知された場合に、全ての拒絶理由を解消することが必要な期間(いわゆるアクセプタンス期間)が出願日から36月以内(3月の延長が可能)に延長されます(従前は、出願日から18月以内(3月の延長が可能))。
・異議申立の申立期間が、出願容認の公告後の3月以内に短縮されます(従前は、出願容認の公告後の4月以内)。
・実用新案権が、新たな法の下で保護されるようになります。

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