2022.01.11

米国における特許適格性の拒絶理由への応答を繰り延べる試行プログラム

特許

アメリカ(米国)

制度

米国における特許適格性の拒絶理由への応答を繰り延べる試行プログラム

 米国特許商標庁は、特許適格性の拒絶理由への応答を繰り延べる試行プログラム(Deferred Subject Matter Eligibility Response(DSMER)Pilot Program)を発表しました。
 出願が所定の基準を満たしている場合、最初のオフィスアクションの際、出願人に対して本プログラムへの参加を促す通知が行われます。この基準には、以下の要件が含まれています。
 ・本プログラムに参加する審査官が担当する出願であること。
 ・通常の特許出願(非仮出願)又は国内移行出願であること。
 ・審査順序の繰り上げ(優先審査等)がされていないこと。
 ・特許適格性及び特許適格性以外の拒絶理由が含まれていること。
 本プログラムへ参加を希望する場合には、応答時に所定の様式を提出することで参加できます。本プログラムに参加することにより、出願人は、特許適格性以外の拒絶理由に対してのみ応答すればよく、特許適格性の拒絶理由に対する応答を繰り延べる(最終処分又は他の拒絶理由の撤回若しくは解消の何れか早い方まで)ことができます。
 本プログラムの実施期間は、2022年2月1日から2022年7月30日までの予定です。

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