2021.09.30

韓国における特許法・デザイン保護法・商標法の改正

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韓国における特許法・デザイン保護法・商標法の改正

韓国の国会で、特許法・デザイン保護法・商標法の改正案が可決されました。
この改正案の概要は以下のとおりです。
(1)原出願で適法に優先権主張等をしている場合、分割出願でもその効果が認められるようになります。[特・デ・商]
(2)特許決定後であっても、設定登録前であれば国内優先権主張の基礎とできるようになります。[特]
(3)拒絶決定不服審判の請求期間が3ヵ月に延長されます。[特・デ・商] 
(4)再審査の請求期間が3ヵ月に延長されます。[特]
(5)特許決定後であっても、設定登録前であれば再審査請求が可能となります。[特]
(6)拒絶決定不服審判請求が棄却された場合に、拒絶されていない請求項について「分離出願」が可能となります。[特]
(7)審査官は、登録決定後~設定登録前に明白な拒絶理由を発見した場合に、職権で再審査を行えるようになります。[デ・商]
(8)デザイン出願について再審査請求をする場合の補正可能時期が「再審査請求期間内」に拡大されます。[デ]
(9)期限徒過等によって消滅した権利の回復の要件が「正当な事由」に緩和されます。[特・デ・商]

本改正案は2021年10月中に公布予定で、公布後6ヵ月が経過した日から施行されます。

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