韓国特許庁は、2021年1月1日付けで、非伝統的商標（立体商標、色彩商標、ホログラム商標、動き商標、位置商標、音商標、におい商標など）に関する審査基準を改訂しました。主な改訂内容は、以下のとおりです。

１．立体商標
（1）特許の対象となるべき機能的な立体的形状が商標権によって無期限に保護されることを防止するために、機能性の判断要素として、
・機能性側面に関する特許又は実用新案の存在
・商品の機能に対する広告の有無
・代替可能な他の形状の存在
・代替可能な形状を製造する際の容易性や経済性
等を総合的に考慮することとなりました。

（2）商品販売・サービス提供の空間として、建物の内・外観が広く使用されて特定人の商標として認識されている場合、これを立体商標として保護することとなりました。

２．位置商標
　商品の特定位置に色彩が使用された結果、識別力を獲得した場合には、その色彩も位置商標の保護対象となりました。