2020.07.06

USPTOは「ファーストトラック・アピール・パイロット・プログラム」を開始することを発表した

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USPTOは「ファーストトラック・アピール・パイロット・プログラム」を開始することを発表した

米国特許商標庁(USPTO)は、特許審判部(PTAB)が特許審判の迅速な審理を求める申請書の受け付けを開始する計画を発表した。「ファーストトラック・アピール・パイロット・プログラム(Fast-Track Appeals Pilot Program)」は、2020年7月2日に開始され、必要な申請手数料は400ドルである。
USPTOによれば、ファーストトラック・アピール・パイロット・プログラムにおいて、審理された審判は、申請が許可された日から6ヶ月以内に審決が出されると想定されている。
ただし、申請の許可は、プログラムの期間中、最初は会計年度ごとに最大500件、又は四半期ごとに125件に制限される。審判を予定どおりに行うために、当該プログラムに基づく口頭審理は迅速に行われ、スケジュールが一度決められると、スケジュールの変更や移動は行われない。
なお、ファーストトラックの手続は、審判請求書を提出済みで、且つ、USPTOによって審判番号通知(Docketing Notice)が発行された審判に対してのみ利用可能である。

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