香港では、２０１９年１２月１９日に、新しい特許制度が開始されます。



１．標準特許（存続期間：２０年）

・従来の再登録ルート（＊）に加え、香港特許登録局に直接出願することができるようになります(OGP :original grant patent)。

・出願言語は、英語または中国語です。

・この出願の審査請求は、出願日（優先権主張を伴う場合は優先日）から３年以内に行う必要があります。

（＊）再登録ルート：中国、英国、欧州（指定国に英国を含む）で登録された特許を標準特許として香港で登録することができます。



２．短期特許（存続期間：最長８年、日本の実用新案に相当）

・短期特許で認められる独立請求項の数が、１つから２つに増加されます。

・短期特許について正当な利害関係を有する第三者または短期特許の特許権者は、登録後の実体審査を請求できます。ただし、特許権者は、短期特許権の行使を前提として請求する必要があります。

・特許権者が短期特許権を行使する際には、当該短期特許に関する実体審査が必要になります。



３．料金改訂