2016.02.25

韓国:商標審査基準の改定

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韓国:商標審査基準の改定

韓国において、商標の審査基準が一部改定されております。尚、2016年2月1日時点で、審査対象になる商標出願から適用されています。
主な変更点は下記の通りです。
1.包括表現の範囲内の商品を追加する補正が可能に
従来、包括表現の商品を指定している商標出願に対して、その包括表現の範囲内の商品を追加する補正は要旨変更として認められておりませんでした。そのため、出願時の範囲内であっても、明確な指定商品を追加で指定するには新規の商標出願をしなければならず、出願人に不都合が生じておりました。
(例)包括表現:衣類 明確な指定商品:背広
今回の商標審査制度の改正により、出願時の権利範囲内での商品を追加する補正が認められることになったとのことです。
2. 出願人の意見書提出期間の延長限度を拡大
従来、意見書の提出期間の延長は最大2月しか認められておりませんでしたが、意見書提出期間満了日から4月を過ぎない範囲内で、提出期間をさらに延長することができるようになりました。
3.情報提供を行った者に対して、特許庁より出願公告決定、審査結果及び情報提供の活用の有無の通知を義務化
さらに、韓国では2016年3月1日より改正商標法が公布される予定です。詳しい情報を入手次第、ニュースにてお知らせいたします。

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