2025.02.06
台湾で「意匠特許早期審査パイロットプログラム」の試用期間を2年間延長
意匠
台湾
制度
台湾で「意匠特許早期審査パイロットプログラム」の試用期間を2年間延長
TIPOは、意匠特許出願の審査の選択肢をより多様かつ柔軟に提供するため、2023年9月1日より「意匠特許早期審査パイロットプログラム」を開始しました。当初は2024年12月31日まで実施予定でしたが、このたび2026年12月31日まで延長されました。
プログラムの詳細は以下の通りです。
1.申請時期:出願人は、予備審査が開始されるというTIPOの通知を受け取った後、最初のオフィスアクションを受領する前に、意匠特許の早期審査を申請することができます。
2.申請手続き:申請者は、TIPOの規則に従って電子的に申請し、関連する証明書類を提出する必要があります。
3.資格基準:
(1)基準1:第三者による商業的利用
申請者は、第三者による商業的利用を証明する文書(製品カタログ、新聞記事、雑誌記事など)を提出し、第三者の詳細、利用の性質、利用開始日を明記する必要があります。
(2)基準2:権威あるデザイン賞による認定
申請者は、申請者の名前に対応する受賞デザインの証明書と証拠を提出する必要があります。
(3)基準3:スタートアップによる意匠特許出願
対象となるスタートアップは、会社法または同等の外国法に基づいて設立されてから8年未満の会社である必要があります。但し、このプログラムでは、スタートアップ1社につき年間3件までに制限されています。
IPNews
知財情報