2024年7月31日に、ルワンダにおいて、知的財産保護に関する法律第055/2024号が制定され、知的財産法が大幅に更新された。この新しい法律（以下、新法と称する。）は、特許及び商標を保護するための現代の課題に対処し、国内の知的財産権を保護するための、より厳しい要件とより明確なガイドラインとを導入する。
　特許については、新法により、出願人はレジストリの審査前に出願を修正できるほか、特許出願を仮出願に変換するオプションも導入された。これにより、発明者は、完全な特許保護を求める前にアイデアを洗練させるうえでの柔軟性が増す。
　商標法の主な変更点は、不完全な手続きの提出期間が7日間から14日間に延長された点である。この延長は、商標の登録過程の徹底と信頼性の向上を目的としている。また、新法は、模倣マークや紛らわしいマークに対する保護を強化し、特徴的で誤解を招かない商標のみが登録されるようにしている。