2024.05.29

ジョージアで改正商標法が施行

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ジョージアで改正商標法が施行

 ジョージアで、2024年3月8日に改正商標法が施行されました。この改正は、同国の商標制度を欧州連合の商標制度に調和させ、商標の法的保護の仕組みを強化することを目的としています。
 今回の改正は商標の様々な局面に影響があり、主な改正内容は以下のとおりです。

1.絶対的拒絶理由と相対的拒絶理由が創設されました。絶対的拒絶理由には商品の形状若しくは特徴のみを表わすもの、技術的結果を得るために不可欠であるもの、及び/又は商品に実質的価値を付加するものを含みます。
2.引用された登録商標の所有者の同意書(コンセント)の提出が認められるようになり、類似商標の登録が可能になりました。同意書は実体審査の間、又は最終決定に対する審判の段階でも提出することができます。
3.方式審査の所要期間が2月から1月に短縮されました。
4.出願人は、出願受理通知を受け取った日から3月以内に早期審査を請求することができるようになりました。
5.商標出願又は登録の所有者は、出願又は登録の分割を申請することができるようになりました。

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