2023.04.04

韓国不正競争防止法の改正

その他

韓国

法令

韓国不正競争防止法の改正

 韓国の「不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律」(以下「不正競争防止法」)が2023年3月28日に改正されました。改正不正競争防止法は、2023年9月29日に施行されます。主な改正内容は、以下の通りです。

[1]周知商標の継続使用権及び誤認混同防止表示請求権(改正法第2条第1号、第3条の2)
 他人の周知商標の善意の先使用者が、当該周知商標を継続して使用する行為は、不正競争行為から除外される。当該他人は、当該先使用者に対して誤認混同防止表示を請求することができる。
[2]アイデア奪取行為の禁止請求権の消滅時効(改正法第4条第3項)
 アイデア奪取行為に該当する不正競争行為の禁止又は予防を請求する権利は、被侵害者が侵害の事実及び侵害者を知った日から3年間行使しなければ、時効により消滅する。当該不正競争行為が開始された日から10年を経過した場合も同様。
[3]不正競争行為の調査対象の拡大(改正法第7条第1項)
 特許庁長官等は、不正競争行為を確認するために必要な場合において、他の方法では不正競争行為を確認することが困難なときは、デジタルファイル等を調査させることができる。

一覧へ戻る