2018.10.04

米国特許商標庁(USPTO)、AFCP2.0の試行期間延長、並びにQPIDSプログラムの恒久的な施行を発表

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米国特許商標庁(USPTO)、AFCP2.0の試行期間延長、並びにQPIDSプログラムの恒久的な施行を発表

米国特許商標庁(USPTO)は、
・AFCP2.0(The After Final Consideration Pilot 2.0)の試行期間を2019年9月30日まで延長
・QPIDSプログラム(Quick Path Information Disclosure Statement)の恒久的な施行
を発表しました。
 
AFCP2.0は、継続審査請求(RCE)を減らして審査の効率化を図るためのプログラムとして試行されています。
最終拒絶通知(Final OA)に対する応答において、出願人はAFCP2.0を申請することによって、クレームの補正制限が緩和されます。
審査官は、補正されたクレームの特許性を3時間だけ検討し、この3時間で審査官が当該補正クレームの特許性を認めれば、特許査定が受けられます。
 
QPIDSは、特許査定されて特許料を納付した後にIDSを提出する必要が生じた場合にRCEの費用を節約可能なプログラムとして試行されてきました。
特許料納付後にIDSを提出する必要が生じた場合には、出願人はIDSの提出と同時に、
・特許発行の取下げ
・RCE請求と費用の納付
を行う必要がありますが、同時にQPIDSを申請すると、審査官は当該IDSの情報に基づいて審査の再開の必要性を判断します。
審査を再開する必要がないと審査官が判断した場合、USPTOは訂正特許許可通知を発送し、RCEの費用が返還されます。
 

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