2018.01.17

ブラジル特許商標庁における、予備審査の見解書を発行する試行プログラムの開始について

特許

ブラジル

制度

ブラジル特許商標庁における、予備審査の見解書を発行する試行プログラムの開始について

ブラジル特許商標庁(国立産業財産権院;INPI)は、特許出願の実体審査を促進するために、予備審査の見解書を発行する試行プログラムを2018年1月23日に開始することを発表しました。
選定方法は明らかにされていませんが、INPIの技術審査部門は、技術審査部門ごとに40件の特許出願を試行プログラムの対象に選定し、選定した特許出願に対して審査官による予備審査の見解書を発行する予定です。
審査官の見解書に、対応外国出願の審査において既に通知され、INPIの実体審査において考慮され得る先行技術文献が提示されます。
当該見解書の発行を受けた特許出願の出願人は、60日以内に、外国の特許庁で既に通知された内容に基づいて補正し、また、先行技術文献との対比で出願が特許性を確保できるように補正し、さらに意見書を提出することができます。
この見解書に対して応答しない場合には、出願手続きは棚上げされます。

一覧へ戻る