2017年4月1日から日本－ブラジル間で特許審査ハイウェイ（PPH）が試行されます。この試行は2年間若しくは各国200件の特許出願の審査結果が出るまで行われます。また、ブラジル特許庁では情報技術、及び、自動車産業といった機械分野のいくつかのセグメントだけを審査対象にする一方、日本特許庁では審査対象となる技術分野の制限はありません。つまり、日本出願に基づくPPHでは申請できる技術分野が限定され、ブラジル出願に基づくPPHでは申請できる技術分野は限定されません。更に、日本の各出願人はブラジル特許庁に対して4ヶ月毎に申請件数の制限があるのに対して、ブラジルの出願人にはそのような申請件数の制限は課されていません。