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海外研修③

 海外研修3週目(10月6日~10月12日)のブログです。

 日本と同様に土曜日~月曜日(10月6日~10月8日)が3連休であったため、ワシントンD.C.からアムトラック(日本の新幹線のような鉄道)に乗ってニューヨークに行ってきました。ニューヨークへは、日本から行くと時間や費用が掛かるのですが、ワシントンD.C.からですと、片道3時間半程度の移動時間、往復3万円程度の交通費で行くことができます。

 土曜日(6日)は、uberを副業としている友人と夕食をともにした後、ホテルまでuberで送ってもらいました。日本人がuberの運転手であるのは非常に珍しく、日本のメディアにも取り上げられたみたいです。彼は、日本の元銀行員でスポーツコンサルタントを目指し渡米したらしいのですが、現実は厳しく、現在、副業でuberの運転手をしながら夢をかなえる時期をうかがっているとのことでした。

 日曜日(7日)は、ロックフェラーセンターの展望台、ミュージカル鑑賞、チェルシーマーケット、ワンワールド(WTCの一部)の展望台などに行きました。生憎の小雨で、ロックフェラーセンターの展望台からはエンパイアステートビルが全く見えませんでしたが、ワンワールドの展望台からは遠くにあるエンパイアステートビルや自由の女神を見ることができました。ワシントンD.Cでは高さ規制があるため高いビルが無いのですが、ニューヨークでは高いビルが多く存在し、展望台に上らないと周りを見渡すことができません。ミュージカルはアラジンを鑑賞し、アメリカ東部の早い英語の聞き取りが苦手な私でも楽しむことができました。チェルシーマーケットはあらゆる国の食事を楽しむことができる場所であり、日本のお寿司屋さんも出店していました。

 月曜日(8日)は、昼の便でワシントンD.Cに戻り、自炊や洗濯ができる宿にチェックインいたしました。早速周辺を探索したところ、targetという日本のイオンのような総合スーパーが徒歩5分の場所にありましたので、飲食品や日用品を購入しました。アメリカに来て2週間以上が経過したことから、爪が伸びており、爪切りを購入できたことが嬉しかったです。兎に角、アメリカは日本のようにコンビニが徒歩圏内に無いので、宿の近くに総合スーパーがあったことは奇跡です。

[ ペンステーション ][ 地下鉄ホーム壁面(NY) ][ チェルシーマーケット案内 ]


[ WTC ][ ワンワールドより北側風景 ][ ワンワールドより南側風景 ]
(エンパイアステートビル等)(自由の女神等)

 インターン初日(9日)は、勤務場所に案内され、午前中にパソコン等のセッティングを行い、現地事務所で勤務する上での説明を受けました。私のワークスペースは個室でして、非常に静かな環境で仕事ができます。現地事務所では、弁護士等の知財実務者全員が個室で勤務しており、日本の勤務形態との違いに驚きです。米国弁護士の資格を維持するには、CLEといって、日本弁理士が取得しなければならない日本弁理士会の認定単位制度のようなものがあります。丁度、代表パートナ弁護士が昼からCLEのeラーニングを行うということで、午後から代表パートナ弁護士の部屋に訪れ、一緒に学習させて頂きました。内容は、均等論と禁反言に関する判例を分析するというものでした。

 インターン2日目(10日)は、午前中、弊所クライアントに関するOAが出された事件の担当弁護士と、今後の進め方等についてディスカッションを行いました。昼からは、明日のIPR(当事者系レビュー)の口頭審理を傍聴するために包袋を見て予習を行いました。明日のIPRは、Reebokのトレーニンググシューズ特許に関する事件でして、箱に収容できる折り畳み可能な靴の特許発明です。原告は、靴裏にトレッドパターンがあって、力を加えれば折り畳むことが可能な市販のトレーニングシューズにより、本件特許が無効であると主張しておりました。

 インターン3日目(11日)は、朝早くから宿を出発し、9時から始まるIPRの口頭審理を傍聴するために8時30分にUSPTOに到着しました。入口でパスポートを預け、荷物や身体のセキュリティチェックを受けて入場しました。会場前にある待機場所がホテル並みに豪華であることに驚きました。待機場所で着座していると、職員から1階に降りて待機するように言われました。様子がおかしいと思い職員に尋ねると、Reebokの事件はキャンセルされたとのことでした。ですが、偶然にも別のIPRの口頭審理が10時から始まると聞き、こちらを傍聴することとしました。会場には、審判官の合議体3名と原告、被告各3名がおり、原告と被告が順番にパワーポイントを使って説明を行い、審判官から質問を受けてました。内容は、半導体の製造方法特許でして、予習をしたものと異なっていたため詳しくは把握できませんでしたが、両者がっぷり四つといった印象を受けました。午後からは、ワシントンD.Cで開催されていた現地事務所が主催するセミナーに参加しました。

 インターン4日目(12日)は、午前中、直近でOAが出された弊所クライアント案件をレビューしました。来週には担当弁護士とディスカッションして、OAの対応方針についてコメントを作成する予定です。午後からは、JETROが主催するセミナーに参加するため、ワシントンD.Cに出掛けました。本セミナーでは、まず、ITC(international trade commission)の委員からITCに関する内容について講義を受けました。次に、米国弁護士から特許明細書作成の注意点について講義を受けた後、米国における最近の判例について講義を受けました。本セミナーでは、日本人の受講生が大半であり、東海岸で勤務又は出張している日本人の特許関係者が集合していました。アメリカで活躍するの日本人にたくさん出会うことができ、非常に刺激を受けた一日となりました、

[ 宿近くの総合スーパー ][ ワークスペース ][ ワークスペース ]


[ USPTO待機場所 ][ トランプホテル(D.C.) ][ チャイナタウン(D.C.) ]

 いよいよ、海外研修が来週で終了いたします。来週のインターン研修2週目については、次回のブログに記載します。

 弁理士 中村忠則