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2018年10月

海外研修④

 海外研修最終週(4週目)(10月13日~10月19日)のブログです。

 休日となる土曜日(13日)は、ワシントンD.C.のジョージタウンに行ってきました。ジョージタウンは、ポトマック川沿いのワシントンD.C.北西部の地域です。ジョージタウンはヨーロッパによって建設された街であり、ポトマック川沿いには、おしゃれなカフェやショップが沢山ありました。おじさんが一人で行く場所ではありませんが、歩くだけで楽しむことができました。

 日曜日(14日)は、午前中に1週間分の食材を買いに行きました。午後からは、レストンから1時間半もかかるフェデックスフィールドに行き、アメリカンフットボールの試合を観戦しました。ワシントンD.C.をホームとするレッドスキンズが僅差で勝利し、非常に盛り上がりました。フェデックスフィールドでは、貴重品を除いて荷物の持ち込みが禁止されており、何も知らない私は係員に注意され、15ドルもするロッカーに預けることとなりました(泣)。試合が始まると、いかにもアメリカらしい応援スタイルで、「make noise」という表示が映し出され、相手の攻撃を妨害することが当たり前であることに驚きました。

[ ジョージワシントン像 ][ ポトニック川 ][ 川沿いジョギングコース ]



[ フェデックスフィールド外観 ][ アメフトチアガール ][ アメフト風景 ]

 インターン5日目(15日)は、午前中、弊所クライアントの事件のOA対応に関して、私がレビューしたコメントについて事件の担当弁護士とディスカッションを行いました。午後からは、翌日16日のIPR(当事者系レビュー)の口頭審理を傍聴するために包袋を見て予習を行いました。このIPRは、googleが審判請求した電話会議システム特許に関する事件でした。googleは、特許権者が主張する引例の解釈に誤りがあるとして、本件特許が無効であると主張しておりました。この日は、現地事務所のスタッフから、夕食用としてご自宅で料理したおでんとおにぎりを頂き、感動しました。

 インターン6日目(16日)は、13時から始まるIPRの口頭審理を傍聴するために、事務所から1時間30分かけてUSPTOに行きました。前回同様、入口でパスポートを預け、荷物や身体のセキュリティチェックを受けて入場しました。審判官の合議体3名、原告6名、被告1名が出庁していましたが、原告であるgoogleの数的優位には圧倒されました。前回と同様に、原告と被告が順番にパワーポイントを使って説明を行い、審判官から質問を受けてました。被告の説明の時に、クレーム用語である「登録」の定義について審判官に説明を求められ、被告が回答に窮する場面が印象的でした。
 IPRの口頭審理が始まって1時間が経とうとした頃、庁舎の火災報知器が鳴り、9階にいた私は多くの審査官と一緒に非常階段を使って外に避難しました。8月末にも火災報知器が鳴り、その時はUSPTOのシステムが3日間に亘り稼働しなかったようです。今回は、30分程度で復旧し全員庁舎内に戻ることができました。思わぬ出来事でしたが、貴重な経験をさせてもらいました。
 IPRの傍聴が終わった後、USPTOから電車で10分程度の場所にあるペンタゴンのメモリアルパークに行ってきました。ペンタゴン周辺には他に観光場所がないためほとんど人がおらず、メモリアルパークをほぼ独占状態で回ることができました。メモリアルパークの出口で私服の軍人に声を掛けられ、驚くことに職務質問を受けました。ほとんど人がおらず、スーツを着たおじさんが一人で歩いているので不審に思われたのかもしれません。スマホに保存されている写真開示を求められ、私のパスポートを本部を通じて照会していました。この職務質問に30分程度要したので、軍人と世間話をする貴重な経験をさせてもらいました。

 インターン7日目(17日)は、USPTOの審判におけるクレーム解釈基準が、裁判におけるクレーム解釈基準に変更されたという情報がありましたので、米国弁護士へのヒアリングやホームページの情報に基づき、勉強しました。夕方にワシントンD.C.に出掛け、ワシントンD.C.をホームとするキャピタルズというチームが出場するアイスホッケーの試合を観戦しました。キャピタルズは昨年優勝しているそうで、連続優勝を期待する観客によって、スタジアムは熱気に包まれていました。試合は、4-3でキャピタルズが勝利し、大盛り上がりでした。

 インターン8日目(18日)は、アトーニーランチョンといって、米国弁護士が輪番制で最近の判例について説明する会議に出席しました。発表される判例について事前に目を通していたため、内容について比較的理解することができました。しかし、やはり、ネイティブの方の英語のスピードには中々慣れることができません。このように、昼食を食べながらディスカッションをする会議は、アメリカらしいビジネススタイルで、日本のセミナーでも時々見受けられます。夕方にワシントンD.C.に出掛け、バスケットボールの試合を観戦しました。バスケットボールは選手と観客の距離が近く、迫力満点でした。

 インターン最終目(19日)は、直近にOAが出された弊所クライアントの事件について、担当弁護士から日本へ送るコメントについての説明を受けました。ミーンズプラスファンクションクレームの克服方法について詳細に説明頂き、非常に勉強になりました。本日が最終日であるため、お世話になった担当弁護士に挨拶に回りました。夕方は送別会を開いていただき、最後まで楽しい時間を過ごすことができました。今回のインターン研修では、現地事務所の代表パートナーはじめ、多くの米国弁護士の方、日本人スタッフの方のおかげで、非常に勉強になりましたし、楽しく過ごすこともできました。海外研修に来て本当に良かったです。
 

[ 旧USPTO模型 ][ USPTO避難風景 ][ ペンタゴン ]


[ アイスホッケー ][ バスケットボール ][ 送別会での食事 ]


 これで、海外研修のブログを終了します。1か月という期間でしたが、非常に密度の濃い海外研修となりました。現地事務所の皆様には、大変お世話になり、感謝いたします。
弁理士 中村忠則

 

海外研修③

 海外研修3週目(10月6日~10月12日)のブログです。

 日本と同様に土曜日~月曜日(10月6日~10月8日)が3連休であったため、ワシントンD.C.からアムトラック(日本の新幹線のような鉄道)に乗ってニューヨークに行ってきました。ニューヨークへは、日本から行くと時間や費用が掛かるのですが、ワシントンD.C.からですと、片道3時間半程度の移動時間、往復3万円程度の交通費で行くことができます。

 土曜日(6日)は、uberを副業としている友人と夕食をともにした後、ホテルまでuberで送ってもらいました。日本人がuberの運転手であるのは非常に珍しく、日本のメディアにも取り上げられたみたいです。彼は、日本の元銀行員でスポーツコンサルタントを目指し渡米したらしいのですが、現実は厳しく、現在、副業でuberの運転手をしながら夢をかなえる時期をうかがっているとのことでした。

 日曜日(7日)は、ロックフェラーセンターの展望台、ミュージカル鑑賞、チェルシーマーケット、ワンワールド(WTCの一部)の展望台などに行きました。生憎の小雨で、ロックフェラーセンターの展望台からはエンパイアステートビルが全く見えませんでしたが、ワンワールドの展望台からは遠くにあるエンパイアステートビルや自由の女神を見ることができました。ワシントンD.Cでは高さ規制があるため高いビルが無いのですが、ニューヨークでは高いビルが多く存在し、展望台に上らないと周りを見渡すことができません。ミュージカルはアラジンを鑑賞し、アメリカ東部の早い英語の聞き取りが苦手な私でも楽しむことができました。チェルシーマーケットはあらゆる国の食事を楽しむことができる場所であり、日本のお寿司屋さんも出店していました。

 月曜日(8日)は、昼の便でワシントンD.Cに戻り、自炊や洗濯ができる宿にチェックインいたしました。早速周辺を探索したところ、targetという日本のイオンのような総合スーパーが徒歩5分の場所にありましたので、飲食品や日用品を購入しました。アメリカに来て2週間以上が経過したことから、爪が伸びており、爪切りを購入できたことが嬉しかったです。兎に角、アメリカは日本のようにコンビニが徒歩圏内に無いので、宿の近くに総合スーパーがあったことは奇跡です。

[ ペンステーション ][ 地下鉄ホーム壁面(NY) ][ チェルシーマーケット案内 ]


[ WTC ][ ワンワールドより北側風景 ][ ワンワールドより南側風景 ]
(エンパイアステートビル等)(自由の女神等)

 インターン初日(9日)は、勤務場所に案内され、午前中にパソコン等のセッティングを行い、現地事務所で勤務する上での説明を受けました。私のワークスペースは個室でして、非常に静かな環境で仕事ができます。現地事務所では、弁護士等の知財実務者全員が個室で勤務しており、日本の勤務形態との違いに驚きです。米国弁護士の資格を維持するには、CLEといって、日本弁理士が取得しなければならない日本弁理士会の認定単位制度のようなものがあります。丁度、代表パートナ弁護士が昼からCLEのeラーニングを行うということで、午後から代表パートナ弁護士の部屋に訪れ、一緒に学習させて頂きました。内容は、均等論と禁反言に関する判例を分析するというものでした。

 インターン2日目(10日)は、午前中、弊所クライアントに関するOAが出された事件の担当弁護士と、今後の進め方等についてディスカッションを行いました。昼からは、明日のIPR(当事者系レビュー)の口頭審理を傍聴するために包袋を見て予習を行いました。明日のIPRは、Reebokのトレーニンググシューズ特許に関する事件でして、箱に収容できる折り畳み可能な靴の特許発明です。原告は、靴裏にトレッドパターンがあって、力を加えれば折り畳むことが可能な市販のトレーニングシューズにより、本件特許が無効であると主張しておりました。

 インターン3日目(11日)は、朝早くから宿を出発し、9時から始まるIPRの口頭審理を傍聴するために8時30分にUSPTOに到着しました。入口でパスポートを預け、荷物や身体のセキュリティチェックを受けて入場しました。会場前にある待機場所がホテル並みに豪華であることに驚きました。待機場所で着座していると、職員から1階に降りて待機するように言われました。様子がおかしいと思い職員に尋ねると、Reebokの事件はキャンセルされたとのことでした。ですが、偶然にも別のIPRの口頭審理が10時から始まると聞き、こちらを傍聴することとしました。会場には、審判官の合議体3名と原告、被告各3名がおり、原告と被告が順番にパワーポイントを使って説明を行い、審判官から質問を受けてました。内容は、半導体の製造方法特許でして、予習をしたものと異なっていたため詳しくは把握できませんでしたが、両者がっぷり四つといった印象を受けました。午後からは、ワシントンD.Cで開催されていた現地事務所が主催するセミナーに参加しました。

 インターン4日目(12日)は、午前中、直近でOAが出された弊所クライアント案件をレビューしました。来週には担当弁護士とディスカッションして、OAの対応方針についてコメントを作成する予定です。午後からは、JETROが主催するセミナーに参加するため、ワシントンD.Cに出掛けました。本セミナーでは、まず、ITC(international trade commission)の委員からITCに関する内容について講義を受けました。次に、米国弁護士から特許明細書作成の注意点について講義を受けた後、米国における最近の判例について講義を受けました。本セミナーでは、日本人の受講生が大半であり、東海岸で勤務又は出張している日本人の特許関係者が集合していました。アメリカで活躍するの日本人にたくさん出会うことができ、非常に刺激を受けた一日となりました、

[ 宿近くの総合スーパー ][ ワークスペース ][ ワークスペース ]


[ USPTO待機場所 ][ トランプホテル(D.C.) ][ チャイナタウン(D.C.) ]

 いよいよ、海外研修が来週で終了いたします。来週のインターン研修2週目については、次回のブログに記載します。

 弁理士 中村忠則
 

海外研修②

 海外研修2週目(9月29日~10月5日)のブログです。
 休日となる土曜日(9月29日)は、セミナー受講生たちと一緒にワシントンDCに出かけました。まず、J.F.ケネディのお墓があるアーリントン国立墓地に行きました。米国の軍隊は、この国立墓地にお墓を建てることができるようです。次に行ったリンカーン記念館では、内壁にゲティスバーグでの有名な演説(人民の、人民による、 人民のための政治)が刻まれていました。引き続き、ホワイトハウスに寄り、その後は、連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)、トランプホテル、国会議事堂に行きました。最後は、スミソニアン協会が運営する複数の無料博物館の中から各々が行先を選択し、自由行動となりました。私は、国立自然史博物館に行き、恐竜のダイナミックな模型等を見学しました。

 日曜日(9月30日)は、宿泊ホテルのすぐ傍にあるレストンナショナルゴルフクラブにてプレーしました。同組メンバー4人が打ったボールのうち、最も良いポジションにあるボールを選択してコースを回る、という面白いルールでした。4組に分かれてプレーしたのですが、私の組は非常にゴルフが上手な方に助けられ、3オーバーで回ることができました。ですが、1アンダーの組がおり、残念ながら優勝とはなりませんでした。


[ アーリントン国立墓地 ][ リンカーン記念館 ][ 連邦巡回区控訴裁判所 ]



[ 国会議事堂 ][ 国立自然史博物館 ][ ゴルフ場 ]


 セミナー6日目(10月1日)は、米国出願の審査実務、審判実務について学びました。審査実務では、米国では用途発明が認められない点や各種通知について学びました。また、米国特有のパイロットプログラムであるQPIDS(特許料納付後~登録までの間にIDSを提出し、特許性が認められればRCEが不要となる制度),AFCP(ファイナルオフィスアクション後に実体的な補正をして審査官に3時間以内で審査してもらう制度)等について学びました。審判では、AIA(新法)後に施行された当事者系審判であるIPRやPGR等の概要について学び、査定系審判であるEx parte reexaminationの概要について学びました。

 セミナー7日目(10月2日)は、午前中にSupplemental examination(登録後にIDSをして再審査してもらう制度)や情報提供等について学び、午後からは米国弁護士とフリーディスカッションを行いました。フリーディスカッションでは、審査官のポイント制度、日米における進歩性の相違点、限定要求に対する対処方法について質問し、非常に有意義な情報を得ることができました。

 セミナー8日目(10月3日)は、特許付与後の当事者系審判であるIPRについて詳細に学びました。また、Notice of Allowability(特許査定通知)、Patent term adjustment(審査官の審査遅延に起因する期間等について特許期間が延長される制度)等について学びました。さらに午後からは、審判実務について詳細に学びました。この日は、昼食にお寿司を食べ、夕食にはスーパーマーケットに併設されているシーフードレストランに連れていってもらいました。10月末にハロウィンイベントが開催されるため、スーパーマーケットでは大きなカボチャやハロウィングッズが売られていました。


[ 昼食に出たお寿司 ][ ハロウィン用のカボチャ ]

 セミナー9日目(10月4日)は、午前中に代表パートナ弁護士による「特許を活用する方法」について講義がありました。米国では、2007年のKSR最高裁判決により非自明性の判断基準が高められ、2011年からは特許を高く買う時代が到来し、2015年には逆に特許を安く売る時代となったようです。また、パテントトロール対策として、裁判で負けた側に高額な弁護士費用を負担させることも可能となったようです。午後からは、USPTOの見学ツアーに参加しました。USPTOは、特許に関する秘密情報を扱っているという理由から、ごく一部のみの見学となりました。まず、案内の方から、椅子をテーマにして、実物と意匠登録公報とを見比べながら説明を受けました。その後、写真撮影が可能な初代特許庁長官トーマス・ジェファーソン(第3代大統領)の像に移動し、触られすぎて塗装が剥がれた鼻を触りました。触った人は特許査定が増えるそうです(笑)。USPTOでは、調査速度が10倍である調査システムが一般開放されており、所定の登録をすれば誰でも使用できるそうです。

 セミナー最終目(10月5日)は、意匠出願と商標出願について学びました。そして、午後からは、修了式が行われました。私は、「最も多く質問した受講生」に選ばれ、トロフィーまで頂きました。本セミナーは10日間で集中的に米国特許を学習することができ、非常に有意義なものでした。


[ 米国特許庁 ][ 初代特許庁長官像 ][ 修了証書 ]

 3週目以降は米国特許事務所にてインターン研修が始まります。インターン研修については、次回以降のブログに記載します。

弁理士 中村忠則

 

海外研修①

 事務所の海外研修制度を活用して、米国ワシントンDC近傍にあるレストンという場所でセミナーを2週間受けた後、現地特許事務所で2週間のインターンを行う予定です。セミナー開始が9月24日からですので、時差ボケ解消のために9月22日から米国入りしました。こちらの気候は、日本と同じ感じで湿度がそこそこ高く、気温は日中20度後半まで上昇しますが、夜は10度台となり寒暖差があります。

[ 野生のリス ][ 研修場所 ][ ホテル周辺 ]

 到着した日(22日)には、現地特許事務所の方に夕食をご一緒して頂き、初めて東海岸に行く私としては非常に助かりました。次の日(23日)には、朝からワシントンDCに電車で向かい、スミソニアン協会が無料で提供している博物館を巡りました。あいにくの雨でしたので航空博物館以外は中に入りませんでした。入口で簡単なセキュリティチェックを受け、航空博物館の1階を見て回りました。入口のすぐそばに飾られている月の石が、触られすぎてつるつるでした。夜にはセミナー参加者達と一緒にダレス空港付近にある航空博物館別館に行き、日本に原爆を投下したエノラゲイや日本の戦闘機を見物しました。特に、スペースシャトル「ディスカバリー」の現物は迫力満点で、宇宙から帰還しても損傷も少なく、宇宙技術の高さには驚きです。

[ ディスカバリー ][ エノラゲイ ][ 月の石 ]

 セミナー初日(24日)は、米国出願の書誌的要件やExport Administration Regulations (EAR)について学びました。特に、EARは、米国で発明した内容を政府の許可なく海外に輸出することを規制するものです。管轄は、米国商務省産業安全保障局(Bureau of Industry and Security: BIS)であり、軍事用としても非軍事用としても利用可能な「デュアルユース品目」と呼ばれる商用製品の輸出の管理,規制をしています。EARでの輸出の定義は、米国の発明者が発明をした内容を日本の親会社に伝達することも含まれるらしく、米国子会社を持つ企業にとっては注意が必要です。

[ セミナー風景 ][ 現地事務所の書籍棚 ]

 セミナー2日目(25日)は、午前中に、ミーンズプラスファンクション(USC112(f)),優先権等について学習し、午後からは、ITC(international trade commission)について学習しました。このITCは、侵害商品の輸入差止め等を実行できる制度であって、侵害訴訟に比べて安価なことと、複数の侵害者による複数の侵害品を一度に差止め執行できることとが特徴です。そして、ITCの学習後は、クレーム翻訳の実務修習を行いました。
 セミナー3日目(26日)は、午前中に記載要件や実施可能要件等の発明の開示要件(USC112)について学習し、午後からは訴訟実務の基本的内容について学習しました。この日は、そろそろ日本食が恋しくなる頃ということで、アジアレストランに連れて行って頂き、すごくボリュームのあるアジア料理をいただきました。日本食を上手く真似て作っており、久しぶりに醤油を使って食することに感動しました。

[ ワシントン名物クラブケーキ ][ アジア料理店のお刺身 ]

 セミナー4日目(27日)は、午前中に旧法,新法の102条(新規性)について学習し、先行文献の対象や出願基準日の関係で非常に複雑な構成となっていることを改めて感じました。午後からは、企業におけるIP戦略についてレクチャーを受けた後、皆でボーリングをしました。米国のボーリングは食事を食べながら楽しむ形式です。
 セミナー5日目(28日)は、午前中にUSC103条(非自明性)、ダブルパテント,エレクションについて学習し、午後からはバイオ,化学、ソフトウェア関係のpatent eligibility(USC101条)について学習しました。セミナー後は、レストンにあるショッピングモールに行き、買い物をしてHappy Friday を楽しみました。アメリカの方は金曜日は家族と過ごすことを大切にしておられるので、夕食はほとんど日本人ばかりでした。

[ レストンのショッピングモール ][ ボーリング場 ][ ランチに出たお弁当 ]

 2週目以降は、次回のブログに記載します。
弁理士 中村忠則