2016年11月
広島・福岡で知財セミナーを開催しました
2016.11.14
6月に大阪で知財セミナーを行いましたが、遠方からご参加いただくことが難しい方々にも、セミナーにご参加いただきたいとの思いから、今回のセミナー開催が決定しました。
セミナーの内容は大阪でのセミナーと同様に、太田誠治パートナー(弁理士)による商標セミナー、三宅一郎パートナー(弁理士)による特許セミナーです。

(商標セミナーの様子)
イギリスのEU離脱が商標の保護に与える影響とその対応等の新しい問題も話題に上りました。
(特許セミナーの様子)
皆様、メモを取られたり、肯かれたりと、非常に熱心にセミナーに臨まれておられたのが印象的でした。セミナー終了後には、複数のご質問や、貴重なご意見、ご感想を頂きました。頂いた感想等を参考にさせていただき、よりニーズに合うセミナーを開催していきたいと思います。
最後に、セミナーを開催するにあたり、広島、福岡で大変温かいサポートをいただき、無事セミナーを開催することができました。
ご協力いただいた皆様には、この場をもって厚く御礼申し上げます。
知的財産セミナーを開催しました
2016.11.14
セミナーの内容は以下の通りです。
●商標セミナー:太田誠治パートナー(弁理士)
「中国・ASEAN主要国(タイ・ベトナム等)における商標制度の概要と権利保護」
●特許セミナー:三宅一郎パートナー(弁理士)
「中国における特許制度の概要と審判官レポートからみる補正の動向」

(北村代表パートナーの挨拶)
<商標セミナー>
海外商標出願に関する手続の概要、各国出願とマドプロ出願に関する解説の後、各制度のメリット・デメリット、両制度の使い分けについての説明が行われました。実際に経験した事例に基づく具体的な説明もあり、説明を聞かれた方々は、具体的なイメージが湧きやすかったのではないでしょうか。
次に、中国、ASEAN各国の商標制度、各国の審査の現状等について、現地代理人から入手した情報を盛り込んだ解説があり、出願時の留意点についても解説が行われました。
(商標セミナーの様子)
セミナー後半は、登録した商標の保護に関する事前及び事後の対応が取り上げられました。権利保護に関する各国制度と実情が紹介され、実際に扱った案件事例を基に、権利保護対応について解説が行われました。また、複数の統計データや、数値も紹介されました。
(商標セミナーの様子)
<特許セミナー>
先ず、出願から権利化までの手続について、日本の制度と比較しながら、解説が行われました。続いて、中国特有の制度をどのように有効活用することができるか、拒絶を事前に回避するためにはどの様な対策が望ましいか、クレームを作成する上で使用を避けるべき表現等について、経験に基づく事例を生かした説明が行われました。更に、中国における特許と実用新案の比較、無効審判に関する留意点の解説が続きました。
(特許セミナーの様子)
セミナー後半は、審判官レポートを基に、「新規事項の追加禁止」、「復審段階での補正制限」を中心とする、審判例・判決例が紹介されました。
審判官レポートは中国語のみで公表されているため、レポートの解説は、中国特許実務の現状を理解する上で、関心を持っていただける内容であったと思います。
(特許セミナーの様子)
<懇親会>
セミナー終了後は、会場を移して懇親会を開催しました。大変嬉しいことに、セミナー参加者のほとんどにご出席いただき、大変にぎやかな懇親会となりました。
ご出席者の皆様同士でのお話も弾んでいる様子だったので、楽しい時間を過ごしていただけたのではないかと思います。出席された方々には、「活気のある事務所ですね。」、「来年もこんな楽しい懇親会を開催してください。」等々、嬉しいお声がけを多数頂きました。
(懇親会で挨拶をする北村代表パートナー)
今回の知財セミナーには、50名近い方々にご参加をいただき、大変盛況なセミナーを開催することができました。
セミナー終了後にご協力いただいたアンケートでは、時間の長さ、セミナー感想、今後のセミナーに希望する内容等について、貴重なご意見を多数頂きました。
皆様から頂いた貴重なご意見を基に、よりご満足いただけるセミナー開催を目指して参りたいと思います。
意匠制度比較表に国を追加しました
2016.07.20
※ セミナーの詳細についてはこちらをご参照ください。
「商標<一問一答>世界の不使用取消制度 ~アジア・オセアニア~編」が出版されました
2016.03.25
所内勉強会
2016.01.19
年末から年明けにかけて所内勉強会を行いました。
業務の都合がありますので、所内グループ毎の開催です。
内容は、最近の判決事例に基づく進歩性の考え方について。
講師は代表の北村です。
進歩性の正しい理解はこの業界の仕事の基本です。
事例も様々で、早口で進めても講習時間は2時間を超えてしまいます。
進歩性の判断はその時々で幾分変化します。
このような勉強会は定期的に行う必要があります。
(文責:山崎)
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